気中水銀測定装置AM-6Aは、環境大気中のガス状金属水銀を間欠連続測定する装置です。
測定原理は金アマルガム捕集―原子吸光光度法です。これは、金属水銀(Hg0)が金(Au)と合金を作る性質を利用し、気中のHg0を金アマルガムとして選択的に捕集した後、この捕集部を高温加熱することで金属水銀を気化させ、検出器内の吸収セルに導き原子吸光法で水銀を定量するものです。
環境大気
金アマルガム捕集―原子吸光光度法
有害大気汚染物質測定方法マニュアルを自動化した装置で、簡便・高感度で正確に干渉物質の影響を受けにくい気中水銀濃度測定を実現します。
測定対象 | 環境大気中金属水銀 | |
分析方法 | 金アマルガム捕集冷原子吸光法 | |
光源 | 低圧水銀放電管 | |
波長 | 253.7nm | |
検出器 | 光電管 | |
検出限界 | 絶対量0.001ng | |
測定範囲 | 0.01ng/m3~2000μg/m3 | |
検出範囲 | LOWモード:~10ng MIDモード:~100ng HIGHモード:~1000ng |
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測定キャリアガス | 清浄空気(内蔵活性炭にて浄化) | |
サンプリング時間 | 1~999分(可変) | |
サンプリング流量 | 0.1~1.0L/min(可変) | |
表示 | LCDデジタル表示(水銀瞬時値、平均値、最高値、現在時刻、測定モード、サンプリング流量、サンプリング時間、ブランク値、ステータス、エラー・警告メッセージ、トレンドグラフ) | |
データ記録 | SDカード | |
RS-232C出力 | PC(AM6Win)通信用 | |
アナログ信号出力 | 水銀瞬時値 DC4~20mA(許容負荷抵抗600Ω以下) | |
接点出力 | 異常時(電源断):信号発信時 接点“閉” 校正中:信号発信時 接点“閉” 警報 :信号発信時 接点“閉” メンテナンス中:信号発信時 接点“閉” |
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接点入力 | 外部スタート/ストップ、プローブエラー | |
停電後復帰 | 自動復帰または手動復帰を選択可能 | |
自動復帰 | STANBY(20分)後、測定開始 | |
手動復帰 | STANBY(20分)後、READY状態で待機 | |
電源 | AC 100-240V 50/60Hz | |
寸法 | 430×270×470(W×H×D mm) | |
重量 | 約30kg | |
消費電力 | MAX 0.4kVA |